幸せのちから   6

ウィル・スミスさんが実の息子と共演している 映画「幸せのちから」をみてきました
この作品は ホームレス状態から億万長者になったクリス・ガードナーさんの実話小説を映画化したものです
アメリカンドリームですから 最後はハッピーエンドになることはわかっていましたが、上映時間2時間10分の最後の5分以外は、 追いかけたり、逃げたり、時間がなかったりで駆けて駆けての場面が続きます
テンポも速く、貧困の大変さもよく描かれていました
医療機器を仕入れて 売ろうしたのですが、思うように売れません 家賃や税金の支払いにも滞り、借家から追い出されます 妻との口論も絶えず、こどもを引き取って離婚します 息子を抱え 住む家も無く ホームレスになりますが お金がなく血を売ってその日をやっと生きていきます しかしクリスは 知能が高くそこから這い上がって 成功をしました
 関内の地下道にホームレスの人たちが段ボールを囲って寝ていました、ここから這い上がるには 情熱の違いを感じました ワーキング プアーをNHkで放送していました、働いても働いても、貧乏になっていく人が増えています 全国平均の最低賃金は673円です これでは 年収200万円にするには年間3000時間働かないといけません、過労死の危険ラインだと言われています 
 大企業は、派遣社員などを増やして全体の人件費を下げ 今までにない程の利益を出しています
4人にひとりの 1500万人が非正規雇用で働いています フリーター(15歳から34歳)の平均年収は106万円で、新たな貧困層を作り出しています 
 格差が広がり 富める人は益々富み、貧しい人はさらに貧しくなっていきます
今年、年末調整で返ってくるお金が少なくなったと思いませんか?定率減税が廃止され 増税になったからです
 クリス・ガードナーさんの話は80年代です 何万人にひとりの幸運と懸命の努力があったからでしょう
億万長者を夢をみても そうなることが出来る人は、ほんの僅かです
 まじめに働いて それなりの生活ができるようにするのが 政治の責任です 現実は、その逆にすすんでいます
 こどもを生む機械と言った大臣には、低賃金で子供を作れない若い夫婦が沢山いることなどまったく知らないし、知ろうともしていません
こんな人を厚生労働大臣を指名して 辞職させない安倍さんも 国民の実態がわかっていないのでしょう 

  

みんなの会社   5

笑顔でいれば みんなが元気になる
仲良くいれば みんなが幸福になる
辛いことも 苦しいときも 仲間がいれば
笑顔で乗り超えることが出来る 元気に乗り切ることが出来る
みんなが元気になる会社をつくろう
みんなが幸福になる会社にしよう

心に残った文章です  そんな会社にしたいものです

男の未来   4

学生を教えていて 女の子が元気がいい、男の子に元気がない、町のレストランに行くと女性ばかりで、元気でおしゃれで、綺麗なのは女性です
男はどぶねずみのような格好している、おなしくて神経質です   東大名誉教授の 養老孟司先生(近くの富士愛育園の理事長さんもしています)がこのように書いています
美輪明宏さんもいつかのインタビューで、自然は 女性は強いので腕力を与えなかった 男は弱いので腕力を与えたと言う話をしていました
まだまだ、男女平等とはいえない事が沢山ありますが、確実に変わってきています。21世紀はおばあさんの世紀だとテレビで言ってました
それは 寿命が延びて女性が100歳まで生きていくので 人口比で年寄りの女性が最も多くなって 時代を動かしていくだろうと
経理士の方が 女性の経営の仕方が これからの基本だと、入る収入で出て行くお金を規制できるので赤字経営にならないと話されていました
当社の女性をみても 重いものをもつ事以外は、男性よりも勝っている部分が多いと実感しています
 男にとって これからどんな時代なっていくのでしょうか
環境はどんどん変わっています   
 「女は女らしく しとやかに」「男は男らしく元気で活発に」昔の人が言ってたようになるには、
養老先生は、教育がだから大切なんだと 放っておくと男はおとなしく神経質に、女の子は元気で活発に 
意識的してやらないと自然になっていくそうです
世の男性は、甘えすぎているようです 社会は人間の脳で作っています 脳は「考える器官」です
この脳(考え)を変えることによって社会も変わっていくのです 
 社会を変えるには思想なんです 養老先生は その基礎を用意するのが教育だと
 元気で活発になるために男になるため 大いにまずは 意識(脳)を変えましょう
男は 努力しないと 未来は女性の奴隷になるかもしれない 
 養老孟司著 <逆さメガネ>を読んで 思ったこと       

初詣    3

近くの神社のお参りと墓参りを新年はしていますが、少し足を伸ばして 靖国神社と川崎大師にいってきました
天気もよく 沢山の方が参拝にきておりました お札やお守りを買い求める人も多く 誰も 今年が良い年になるように願っているようでした
 前から 靖国神社の「遊就館」に行ってみたいと思っていました
見学者から 戦争だけはやめてほしいと そんな会話があちこちから聞こえてきました
太平洋戦争で亡くなった アジアの人たちは2000万人を越え、日本人も310万人、そのうち民間人は110万人です
この戦争がやむえなかったとする 考えで「遊就館」は展示されています 
亡くなっていった人たちは 天皇陛下のため、お国のためと 200万以上の兵士が死んでいきましたが、本当にそのためになったでしょうか、ある日、日本兵がやってきて 罪のない民間人が大勢殺されました
 残虐な人殺しをやってきたことに対する反省や、被害を受けたアジアの人々ことは ここには何もありませんでした
太平洋戦争が 日本の侵略戦争だったと 歴史が判断しているにもかかわらず、まだそうではなかったとする 思想が堂々と展示されています
その靖国神社に 沢山の政治家が参拝するのは、本当に可笑しなことだと思っていましたが 見学してこれは日本の未来にとって大変危険だと、 世界第2位の軍事大国になったと言われる日本の事を アジアの人々が大変心配しています
靖国神社の首相参拝を危惧する理由もよくわかりました
 それぞれの思いで見学しているのと思いますが、
生きては帰れない<人間魚雷>の実物を観ながら 乗っていた兵士がどんな気持ちでいたかを想像すると あまりに残酷な事実に胸が締めつけられる想いでした
現在の平和が この先輩の皆さんのお陰であること忘れてならないと 心でお礼を言いながら 館をあとにしました
帰りに川崎大師に寄り、戦争を知らない若い人たちも沢山みかけました 
61年前の日本を知ることが 今年は大切になりそうです                                                            

話を聞けない日本人       2

臨床心理士 武藤清栄さん 著「人の話を聞ける人 聞けない人」を読みました
武藤さんは、「国民総聞けない病」になっている
それは 家庭、職場、学校が 人の話を聞くための条件を次々に奪ってきたから、
とりわけ学校ですぐに答えを出す躾(しつけ)や教育ばかりが重要視されている いったん質問を受けたなら 正確にすばやく答えることに価値が置かれている
また、家庭環境の変化も大きい
核家族化、子育てのマニュアル化、小遣いATM化した祖父母、ご近所との没交渉、テレビゲーム、インターネット
家族のそれぞれが勝手な時間に食事する孤食、お受験、夜遅くまでの塾通い 
いずれも、対人コミニュケーション能力を伸ばす機会を子供から奪っている
本来、話す→聞く→考える→また話す→聞くといった手続きをふんで
悩みや本質に気がついたりして、精神的に成長するものだが、残念ながら子供たちは、そういう手続きがあることすら教えてもらえす、体だけが大きくなってしまうのだ
「日本人の聞けない病」は、大人たちも 経済優先のなかで、人と人結びつきを考えるより すばやく対応することを求められ 無駄を省いて結果だけを評価するようになった 
人の話に耳を傾ける暇もゆとりも奪われてしまった
今の時代は聞くよりも先に いかに要領よく相手をねじ伏せて 自分の意見を通すかが注目されている
しかし、それとは裏腹に、本音で話したがっている日本人があふれかえっている、
誰も聞いてくれそうもない時代だから
「聞ける人」は貴重であり また、同時に多くの人から必要とされている
武藤さんは、「話しを聞いてくれる人がいますか」と問い 
「話す」は「離す」「放す」に 通じます 言葉を出すことによって、こころを開け放ち、たまっていた怒り、憎しみ、悲しみを体から離すという意味合いを含んでいる  たとえ猫でも植物でも 口にだして話す効果は大きい ・・・・
 孤独感と悩みが尽きない時代です 人はとても弱い だから人の話を真剣に聞いてくれる人
 思いやりの心をもって 聞き上手になることが どんなに大切かがわかりました
話したくなるような 人間になるために大いに努力して 話が聞ける日本人に変わりましょう 

 

謹賀新年   1

明けまして おめでとうございます
皆様にとりまして 素晴らしい年でありますことを 心よりお祈りいたします
お客様に 愛されるお弁当やサンドイッチづくりに 今年も社員一同 力を合わせて努力してまいります
本年も バニーを何卒宜しくお願い致します

元日は、NHK教育テレビの「ウィンフィルニューイヤーコンサート」を毎年見ていますが、今年も堪能しました
 世界中のクラッシックファンが楽しみしているそうです
指揮者のスービン・メーダさんが アドリブを入れながらの指揮に 観客の笑いを誘い かた苦しい雰囲気もなく
ヨハン・シュトラウスさんらの有名な作曲家の作品を次々に演奏され 楽しませていただきました
最近は、なぜかクラッシックを聞いていると気持ちが穏やかになってきます
 3日も 日本を代表するオペラ歌手が出演した オペラ番組が放送されていましたが 迫力ある声楽力に驚嘆しました
やぱり楽しいひとときで幸せを感じました  今度は是非、 生で聞いてみたいものです
 イラクの人々や戦争によって 楽しいひとときを過ごせない人が 世界に大勢います
殺し合いをやめ 話し合いで解決する そんな平和な世界になんとしても 今年は実現したいものです
アメリカのイラク戦争が間違いだったと 最近亡くなったフォード元大統領が言っています
 アメリカ軍への戦争支援を日本が中止していくことが 平和への大きな前進と思うですが ・・・

映画って本当に素晴らしい

「武士の一分」と「硫黄島からの手紙」 2本の映画を観ました  主演の木村拓哉さんと渡辺謙さんの好演技が印象にのこりました  脇役の人もとてもよかったです  共に家族愛のところが大切に描かれていました 
「武士の一分」は、殿様の毒見役という非人間的な仕事に嫌気をさしていた 新之丞(木村さん)が貝の毒にあたって失明する 妻が将来を案じて番頭の島田に相談にいくが、身を提供することになってしまう そのことを知って妻と離縁を決意する 妻を奪われた怒りから武士の一分として、島田を打つべく盲目ながら剣の修業を始める
最後の場面で久しぶりに涙が出てしまいました 夫婦愛に結構感動しました
限られた時間のせいか 剣の修業のところに説得力がたりなかったので 果し合いの場面が希薄に感じてしまいました
命をもって責任をとる場面は強烈でしたが、硫黄島でも自決の場面が度々ありました 
硫黄島からの手紙」は、クリントイーストウッド監督が作ったアメリカ映画です 
栗林中将(渡辺謙さん)はアメリカで駐在武官の経験からアメリカには勝てないと思っていました 本土決戦を遅らせるために硫黄島での戦い方を変えます 優れた指揮官であったことを描いた作品でした
音響やCG画面が戦闘をリアルに感じさせましたが それ以外は不十分だと思えたのは残念でした
もっと極限状態の戦いだったはずです 硫黄ガスの苦しさや場所によっては60度を越す地下坑道の熱さを全然感じませんでした 十分描ききれなかったのは、アメリカ人が作ったからでしょうか  栗林中将がとった洞窟抗戦の戦術は、予想以上に激しい長期戦となり たてこもる洞窟にガソリンをまき、アメリカ兵は火炎放射器日本兵を生き地獄のような状況に追い込みました、 生き埋めされて死んでいったのことが、この映画では意識的描かれていなかったように思えます 
それでも 生きて家族の元に帰りたかった日本兵の気持ちが痛いほど伝えていました
戦争によってどんな悲惨な体験をしたかは、この映画を観てもわかります
戦争を2度としないと約束した日本憲法を、私たちが大切に守っていくことが 硫黄島で死んだ兵士へのせめてもの償いだと思います 
2万人を超す硫黄島での日本兵の遺骨は、8000体しか収集してされていない、残る13000体は未だに洞窟で眠っている 
色々な事を知り、考えるきっかけになりました 映画って素晴らしいですね