初詣    3

近くの神社のお参りと墓参りを新年はしていますが、少し足を伸ばして 靖国神社と川崎大師にいってきました
天気もよく 沢山の方が参拝にきておりました お札やお守りを買い求める人も多く 誰も 今年が良い年になるように願っているようでした
 前から 靖国神社の「遊就館」に行ってみたいと思っていました
見学者から 戦争だけはやめてほしいと そんな会話があちこちから聞こえてきました
太平洋戦争で亡くなった アジアの人たちは2000万人を越え、日本人も310万人、そのうち民間人は110万人です
この戦争がやむえなかったとする 考えで「遊就館」は展示されています 
亡くなっていった人たちは 天皇陛下のため、お国のためと 200万以上の兵士が死んでいきましたが、本当にそのためになったでしょうか、ある日、日本兵がやってきて 罪のない民間人が大勢殺されました
 残虐な人殺しをやってきたことに対する反省や、被害を受けたアジアの人々ことは ここには何もありませんでした
太平洋戦争が 日本の侵略戦争だったと 歴史が判断しているにもかかわらず、まだそうではなかったとする 思想が堂々と展示されています
その靖国神社に 沢山の政治家が参拝するのは、本当に可笑しなことだと思っていましたが 見学してこれは日本の未来にとって大変危険だと、 世界第2位の軍事大国になったと言われる日本の事を アジアの人々が大変心配しています
靖国神社の首相参拝を危惧する理由もよくわかりました
 それぞれの思いで見学しているのと思いますが、
生きては帰れない<人間魚雷>の実物を観ながら 乗っていた兵士がどんな気持ちでいたかを想像すると あまりに残酷な事実に胸が締めつけられる想いでした
現在の平和が この先輩の皆さんのお陰であること忘れてならないと 心でお礼を言いながら 館をあとにしました
帰りに川崎大師に寄り、戦争を知らない若い人たちも沢山みかけました 
61年前の日本を知ることが 今年は大切になりそうです