会津は人も景色も食べ物もみんなよかった

当社のお米は、今年から減農薬米に変えました。お客様に安心して召し上がって頂きたいと始めましたが、味も良いと好評です。そこで生産者の皆さんと直接お会いして減農薬米のお話を伺う機会を作りました。
 5月19日に福島県会津いいで農協に訪問いたしました。
今年は例年よりも雪が多くて雪解けが遅く、また5月入り冷たい気候が続き、田植えがいつもより1週間以上遅れているそうで、水の張り方を多めにしたり、天気を見ながら田植えとかで一番お忙しい時の訪問となってしまいました。そんな時でも素敵な笑顔と暖かい出迎えを受けました。
当日は5名の農協や生産者の皆様とお話を聞く機会を得ました。
営農センター課長の富山さんは、
会津のお米は、新潟魚沼地域と気候が同じようなので、魚沼産こしひかりと引けを取らない美味しいお米ができます。しかし美味しいお米を作るだけでは不充分でいかに農薬を減らすとか、有機の肥料を使うとか特色がないといけない時代になっている、農協としては、全農家がエコファームになってもらう位の気持で取組んでいます」とても素晴らしいお話でした。
 そして、現在「環境にやさしい農業を目標とする米生産団体」アグリネット喜多方稲作研究会
会長 斎藤 誠一さんとそのメンバーの方に、ご苦労話を聞かせて頂きました。
減農薬に取り組んでいる農家の件数や生産高、そして実際は大変なご苦労があるそうです。
法律で決まっている15成分の農薬を現在7種類まで落としていること、農薬を減らす事によって虫や雑草を出てくるがそれ以上の農薬を使えないため、手で取らないといけないのでこれが大変です。中にはあまり手間がかかるため減農薬の稲作を止める農家も出ているそうです。
 有機肥料も沢山使いたいが、耕地面積に必要な量と時間的限界があるので、100%有機肥料は理想だがむずかしいと話されておりました。
平成5年冷夏による大不作・一昨年の冷夏・去年の猛暑、地球が環境破壊による今年の気候も心配です。
冷夏の心配はと聞きますと「会津は盆地なので‘やませ‘がこないので心配ない」と冷夏には会津は強いそうです。
 昼食を斎藤さん宅でご馳走になりました。とりたての野菜料理や自家製手打ちそばを堪能しました。その美味しさに感激して涙がでてしまいました。特に太くて甘いアスパラと4つか5つ食べてしまったかき揚げは絶品でした。料理作っていただいた、おかあさんと奥様に心から感謝いたします。予約されると手打ちそばを作っていただけるそうです、会津行かれたおり尋ねられたら如何でしょうか。美味しくて安心・安全の米作りに頑張る研究会の皆様のご努力に敬服しながら、豊作を祈りつつ帰ってきました。