過去を思い出してみましょう

過去を思い出すことが人間の頭脳にとって大変良い働きになるそうです。
 中越地震が10月23日に起こってから7ヶ月経ちましたが多くの方が仮設住宅の生活続いています。先日新潟の災害地域にボランティアに行ってきた方からの話しです。
小千谷では倒壊した家屋の8割が豪雪地帯のため手つかずの状態でいます、これからが復興です。なんだかすっかり忘れられたような雰囲気があるけどこれからが大変なんですと話されていました。
次々に色々な事件が起こるので直ぐ忘れてしまう時代ですが、マスコミの責任も重いと思います。今後も災害地の現状を定期的に伝えるべきでしょう。
 福知山線の大事故は、連日報道されていますが、新潟のように少し経つと話題にならないと状況になるような気がします、よくないことです。
目先の利益や競合に打ち勝つことを優先して取り返しのつかないことなってしまいました。
これは経営陣の責任と同時に、安全を会社任せにした国の責任も大きいと思います。
 当社で運転者の安全運転教室を開いた時に、講師の方の話を思い出します。
事故を起こす原因として運転者の心理状況が大きいと。出発時間が遅くなると間に合わないからあせるとか、場所がわからないから不安だとか、事故を起こす社内的な要因があればそれを取り除くことが大切です。
今回の事故は、経営を携わる人に大きな警鐘を与えています。
亡くなれた方のご冥福をお祈りいたしますとともに同じ過ちを起こさないためにも時々思い出して身近なことに危険がないかみんなで注意していきましょう。